宇宙刑事ソルディバン【PCエロゲー】

宇宙刑事ソルディバン【PCエロゲー】

西暦1999年7月、巨大なUFO群が地球に飛来した。彼らの目的は、地球政府を銀河連邦に加盟させることだった。銀河連邦の特務捜査官、通称「宇宙刑事」の指揮の下、地球は10年の準備期間を与えられる。この間に、地球の「正義のメンタリティ」が銀河連邦の理念とかけ離れたものになった場合、加盟は取り消され、地球は無法地帯と化してしまう。

平凡な男子学生の星野光一郎(主人公)は、「地球外知的生命体報道部(ETブレス)」の部員。特撮マニアで、宇宙刑事ソルディバンとルナリオンに憧れていた。そんな時、星間犯罪者・ダークヴォイド帝王“テラー”が現れ、光一郎の肉体を奪おうとする。はじめは抵抗していた光一郎だったが、やがてテラーの甘い誘惑に乗せられ、合体してしまう。

登場人物を紹介する。

空城ハルカ:主人公が通う「北斗学園」の2年生で、正体は宇宙刑事ソルディバン。頭脳明晰、容姿端麗、抜群の運動神経とプロポーションを誇る。性格は傲慢で唯我独尊。赤系のクリスタルコンバット・スーツを身に纏う。

海崎レイナ:ハルカの同級生で、正体は宇宙刑事ルナリオン。おっとりとした天然系の巨乳お嬢様だが、怒ると怖い。青系のクリスタルコンバット・スーツで変身する。メカニックの才能がある。

観園エミリ:ハルカたちの担任教師だが、正体は銀河連邦警察・地球支部の司令官。普段は気さくなお姉さんだが、司令官としては非情で凛々しい。

黒崎姫乃:地味で気の弱い2年生で、クラスではいじめられている。主人公に想いを寄せているが、言い出せないでいる。テラーの娘に憑依され、獰猛な女幹部に変貌する。

夏目真梨子:人気ナンバーワンのニュースキャスター。彼女に想いを寄せるADがエイリアンに憑依され、テレビ局は混沌に陥る。

菜月みゅう:国民的美少女アイドル。狼型ストーカーエイリアンに護衛を襲われ、その肢体を蹂躙される。

南条あげは:ツンデレな性格の北斗学園生徒会長。学園支配を目論む主人公のターゲットとなる。

藍川理紗:さばさばした気性の運動系美少女で、ハルカたちと同級生。ショタ系エイリアンに狙われる。

上條恭子:上品で身持ちの堅そうな若奥様。医者エイリアンによる人体改造の危機に直面する。

浅香沙希:日浦エンタープライゼスの商品企画部主任。有能だが気が強い。ミミズ型エイリアンに襲われ、緊縛される。

宇宙刑事ソルディバンの作品情報
ブランド名 : MAIKA
作品形式 : アドベンチャー
音声あり
音楽あり
/ 正義のヒロインアドベンチャー

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宇宙刑事ソルディバンの紹介画像

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宇宙刑事ソルディバンのレビュー・感想

このゲームには複数のエンディングが用意されており、キャラクターの組み合わせが豊富です。裏切り役は数え切れないほど多く、戦隊モノやヒーローの作品としては手頃な価格帯ながら、ブランド独自のこだわりが感じられる設定や映像が魅力です。

マルチエンディングの作品は多くありますが、ループの飽きを克服している点は歴史に残るのではないかと思います。シーン構成の重複率が低いことは、同じシチュエーションや台詞の使い回しが多い他の作品と比べて、驚くべきパフォーマンスです。

本作は、従来の “悪の首領役になる” という大枠は踏襲しつつも、主人公が “そこそこの常識人” という点でこれまでの作品とは一線を画しています。この違いは大きく、これまでは悪の大首領に焦点が当てられていたため、ヒーローが活躍する熱血エンディングがほとんどありませんでした。しかし、今作ではなし崩し的に悪役を演じているという設定のため、熱血エンディングが実現しています。

本作の特徴は、なんといっても “BADエンドの後日譚集” といえるでしょう。通常、 “悪墜ち” と呼ばれるジャンルの作品は、途中でBADエンドを迎えてもエピローグで補完できるようになっていますが、攻略が難しいことがあります。一方、この作品ではBADエンドを迎えた後にタイトルに戻り、その後日譚をプレイする形式になっているので、非常に遊びやすくなっています。

純愛や友情の物語も良く出来ています。姫乃ルートは初々しさが魅力でした。エロシーンでは怪人などが登場し、マニアックで濃い描写が展開されますが、中にはショタが責め役だったり、ふた○りというマニアックな設定でもキャラクターが母性的でやんわりと壊していくような珍しいタイプもあり、個人的に大満足でした。

余談ですが、この作品には某作品との類似点が見られます。ETブレスは某S○S団を彷彿とさせ、部長もそっくりです。また、ハルカ役の声優のノリノリな演技も素晴らしかったです。MAIKAの作品ということで、このレベルの高さは当然のこととも言えます。

シチュエーション、デザイン、CGのどれを取っても文句のつけようがなく、悪堕ち好きにとってはたまらない作品です。しかし、今後のさらなる期待を込めて、評価は少し辛口の4とします。サブヒロインを含む着衣エロの多さ、裸よりも着衣が好みという方や、主人公の変身スーツがエロに絡むことに意味があると感じる方には特にオススメです。

犯罪者エイリアンとして登場する悪役たちは個性的で、それぞれのエロシチュエーションの中で、人体改造や洗脳といった展開が待ち受けています。正義のヒロインが心身共に淫らに堕とされていく様子は、悪堕ち好きにはたまりません。

このゲームの主役である二人は、変身スーツ姿で様々なシーンを演じています。00年代の日本サブカルチャーシーンに向けてMAIKAが送り出した回答とも言えるこの作品は、彼らの全作品の中で最も完成度が高いと言えるでしょう。シナリオ、キャラクター、設定のどれもが良く出来ています。

1週目は選択肢によってBADエンドを迎えますが、快楽堕ちはあっても悪堕ちには繋がらないことがほとんどです。2週目以降が本当の始まりであり、様々なシチュエーションで洗脳され、連鎖墜ちしていくヒロインたちを楽しむことができます。

最終ルートでは、今までに登場したヒロインたちが総出でご奉仕してくれるので、メイン以外のヒロインが好きになった方でも満足できるでしょう。

私はこの作品をプレイして、購入する価値があったと感じました。

個人的には、生徒会長の出番がもっと欲しかったですが…

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