唐突に始まる物語は、一人の男性が、自身の理想を体現するかのような “都合の良い女の子” と出会うところから始まる。彼女はオナホと呼ばれるほど、奥手な陰キャ女子だった。しかし、彼にとっては最高のパートナーとなる存在。
彼はそんな彼女と、様々なシチュエーションで情熱的なセックスを繰り広げる。乳首責め、素股、フェラ、イラマチオと、彼女の口は彼の欲望を叶えるためのオナホのように使われる。そして、ゴム有りの正常位で結合し、校内でセックスを楽しむ。さらに、保健室では、エロ魔改造スク水を着た彼女と、禁断のセックスに溺れていくのだった。
この漫画は、そんな彼らの情事を描いた31ページの作品である。表紙とあとがきを含めた全33ページのPDF版も同梱されている。
本作は、サークル「陰謀の帝国」より発行され、作者は「印度カリー」である。
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都合のいい穴墨染さんのレビュー・感想
墨染さんは、見た目が最高です。自信なさげな前髪と、後ろ毛、くるくるした目が特徴的で、読者は主人公の気持ちを追体験できるという、珍しい作品です。
今作の作者のこれまでの作品にはあまり見られない、妙に容量の悪いキャラ造形が魅力的です。読者は、墨染さんに「なんだこいつ、すごくスケベだな」と思いつつも、その魅力にどっぷりとハマっていくのです。恋愛感情を超えて『都合のいい関係』に留まるのもまた良し。サンプルを見た時から電子化を心待ちにしていました。
ダルンとボリュームのある巨乳をノーブラで着衣越しに責めるという、この世で一番好きなシチュエーションが描かれていたので、100点満点です。セーターで隠れているノーブラ姿は、痴漢にも最高の状況。もっと着衣での乳首責めの描写が欲しかったです…!今回の二人には、電車で痴漢ごっこをして欲しいと思いました。
あまりにもあからさますぎるエロ描写は、もったいないとすら感じました。双方ともに、都合が良すぎるとも言えます。墨染さんの痴女っぷりは、突き抜けていますね。主人公に間違えてエロ画像を送ったというのも、彼女のM気質な一面を考えると、本当なのかどうか疑わしくなります。
かなり強引なHシーンが続くので、好まない方にはお勧めできませんが、とにかくエロいシーンの連続です。読み進めるほどに、墨染さんのSな部分が垣間見えるようで、続きが気になる終わり方でした。続編では、彼女のSな部分がより強調されていると嬉しいですね。都合よく使わせてくれる、しかも巨乳の彼女は最高です。ありがたく使わせていただきます。
今まで読んだ作品の中でも、特にセリフが印象的でした。ヒロインの吃音症の設定は、陰キャらしくどもりまくる姿が可愛らしく、何を言っているのかしっかり読みたくなります。「やめて、ゆるして、やだ」と言いながら腰を振ったりするド変態ぶりには、虐めたくなりますね。
最初は脅されて仕方なくという雰囲気から、後半では自らエロ改造衣装で生ハメを誘ってくる素直な姿を見せても、全く違和感がありません。それほどに、最初からドスケベなオーラがにじみ出ています。
エッチなことに慣れてきても、吃音症は治らず、ずっとどもりっぱなしなのがいいですね。「…な、なんて(小声)」や「多分」など、陰キャらしい言葉がセリフに添えられているのも可愛らしいです。「ごべんだたい」や「ありがとうございましゅう」と言える良い肉便器っぷりも健在です。
巻末で、作者が今後も同ヒロインの作品を描きたいと書いていたので、楽しみです。ぜひ、皆さんにも読んでみて欲しい作品です。いやぁ~、70ページくらいあってもいいのに…